DETAIL
生産地:イギリス
ブランド:Cordé(コルデ)
年代 :1940年
コンディション : ★★★★
SIZE :ヨコ(トップ25cm・ボトム30cm) ・タテ 13cm ・底まち5cm
ハンドル幅2.5cm/長さが39cm/バッグからの立ち上がり14.5cm
素材 : コード
重量 : 306g
1940年代イギリス製*Cordé(コルデ)ブラックコードハンドバック
横長の洗練された台形シルエットに、波打つようなトップラインがエレガントな1940年代の逸品。芯材がしっかりしており、凛と自立する姿には当時の品格が漂います。
メインコンパートメントを挟むように配された、前後2か所の「隠しポケット」のような差し込みポケット(差し込み口23cm、深さ8cm)。さらに正面には、スカラップのウェーブで仕上げられた第3のポケット(差し込み口24cm、深さ8.5cm)も備わっています。これらはデザインのアクセントであると同時に、お数珠やハンカチ、スマートフォンなどをスマートに出し入れできる、現代でも通用する高い機能性を誇ります。
最大の特徴は、計算し尽くされたコード刺繍のパターンです。中央から放射状に広がる緻密なラインが、漆黒のボディに建築的な立体感を与えています。
バッグの美しさを完成させているのは、ジッパー部分に配された真鍮製のチャーム。数字の「8」や「無限(∞)」を思わせる独創的な曲線は、指先にしっくりと馴染む実用性とともに、開閉する所作までもエレガントに演出してくれます。
素材は、当時のフォーマルバッグの最高峰である「Cordé(コルデ)」。特注のコードを職人が一点ずつ縫い上げるこの技法は、布製でありながらレザーに引けを取らない重厚感があり、冠婚葬祭などの厳かな場でも「最上級の正装」として安心してお持ちいただけます。
横長のシャープなフォルムは、現代のスマートな装いにも驚くほど馴染みます。21年の買い付け経験の中でも、これほどモダンさとクラシックさが共存した個体は稀。手元に添えるだけで、その日の装いに心地よい緊張感と品格を与えてくれる、唯一無二のヴィンテージピースです。
年代を経たヴィンテージバッグですので、金具には程よく使い込まれたアンティークゴールドの風合いです。そのパティーナ(patina:経年による艶や古色)は、新品には決して出せない唯一無二の魅力。ファスナーもスムーズで、外装のコードに目立つほつれはなく、80年の歳月を感じさせない非常に美しい状態を保っています。
お呼ばれや冠婚葬祭はもちろん、その幾何学的な意匠は和装にも驚くほどマッチします。手元に添えるだけで、その日の装いに心地よい緊張感と品格を授けてくれる唯一無二のヴィンテージピースです。
* Cordé(コルデ)
「糸が織りなす、アールデコの幾何学美」
ブランド名というよりも、特定の製法(コード刺繍)を用いたバッグの代名詞的な存在です。
独自の「gimp(ギンプ)」と呼ばれるコード(紐)を、布地に渦巻き状や幾何学模様に縫い付ける技法が1930年代から40年代に爆発的な人気を博しました。戦時中、軍用に皮革が制限された際、Cordéのバッグは「お洒落を諦めたくない女性たち」の救世主となりました。一針一針、職人の手によって描かれた模様は、逆境にあってもエレガンスを失わない、当時の女性たちの矜持の象徴でもあります。